charactor:アスト

文書の過去の版を表示しています。


(C)SEGA

プロフィール

【キャラクター名】アスト=クサナギ
【性別】男
【年齢】17歳
【種族】ヒューマン
【主なクラス】ハンター/ファイター
【性格】良くも悪くも真っ直ぐ
【好きなコト・モノ】家事(特に料理)、読書、オムライス
【嫌いなコト・モノ】病院、ホラー、数学
【イメージフラワー】白のガーベラ
【イメージアニマル】豆柴

概要
異世界よりやってきた青年。ハルファに降り立つ前の記憶はなく、突如として空から落ちていたため自身がなぜここにいるのか分かっていないらしい。
落ちた先で丸腰状態のところをミコトに拾われ、マコトに保護されセントラルシティに住み着いた。
現在はエアリオのセントラルシティ地下に現れた謎の小屋にて寝泊まりをしているらしい。
あまりお世辞の言えない、真っ直ぐな性格の持ち主。それが災いすることも。
他人の悲しみに寄り添い、共に泣き、喜びを分かち合い、共に笑う事が出来る。
他者を守ること、に対して強い想いを持っているようだが⋯
アーツホルダーと呼ばれる力を持つ者であり、いわゆる能力者のようだ。
アストの持つアーツはゲートオープンシステムと呼ばれるものであるらしい。

家族について
父親はユウジ、母親はヘレンであり、父であるユウジはアストが産まれる数日前に息を引き取っている。
そのため母子家庭でずっと育っていた。
自身の世界では戦闘が起こることがあり、ヘレンはアーツホルダーとして街を守っている人だった。
それもあり、アストは幼い頃から家に一人でいること多かった。(どうやら隣に住む幼馴染と過ごしていたらしい)
ヘレンは故郷では英雄と評され、英雄の子としてアストは言われることが多かったらしい。
それでも真っ直ぐ育ったのは、ヘレンの愛情によるものと周りの恵まれた環境よるもの⋯つまり、麻の中の蓬である。
アストはヘレンを誇りだと胸を張って言っており、家族仲も良好なのだが⋯愛情に飢えている。
甘え方を知らないこともあり、他者からの愛情に対して困惑することも。
年上の男性に対しては父性を感じることが多いのか、複雑な気持ちを感じるらしい。

戦闘面
基本的にはソードを使用して戦う。現在はカイに託されたソードを使用している。
相手の攻撃を受け止めて返す、といった肉体を酷使する戦い方が特徴。
ワイヤードランス、ナックル、ダブルセイバーなど色んな武器を使用する柔軟な戦闘スタイルだ。
戦闘時にはバトルドレスと呼ばれる戦闘服を身にまとっており、戦闘中のフォームチェンジを駆使して戦う。
現在確認できるのは近接戦闘用のブレイブフォームと呼ばれるものである。
身体は頑丈であり、切り傷などで本来出血する状況では血の代わりにフォトンのようなものが流れ出ているのを確認された。
しかし傷は残るため、本人の身体は生傷が多い。
出血してしまうくらい消耗している時は危険。
しかし伸び代は抜群にあり、無限の伸びしろ。
今は弱くても、明日はきっと強くなる。

ファクトライザー
アストの前腕部に装着されているデバイスの名称。
本来であればサポートAIが起動しているはずだが、ハルファに来て以来起動を確認されていない。
魔素と呼ばれる力の源をフォトンに変換しており、異界でも戦闘ができるように設計されている。
ファクトライザーの中には『ソウルキー』と呼ばれる想いが具現化したカードのようなものがあり、それを利用して放つ必殺技が存在する。
ソウルキーは関わりの深まり、想いを通わせる事で発現し、アストの力となるらしい。

とある日の記録(ちょっと長いよ)
(ドムッ)
「うわっなんだ!?」
「んぅ⋯うー⋯」
「うわわ⋯大丈夫?怪我してないか?」
「ん⋯」
「⋯迷子?」
「んーん⋯」
「お母さんは⋯?」
「⋯⋯⋯」
「やっぱり迷子じゃないか⋯どこに行ったかわかる?」
「んーん⋯」
「迷子センターってあるのかな⋯よし、一緒にタワーの方行こっか」
「んーん!」
「弱ったなぁ⋯なら⋯お兄ちゃんと少し遊ぼっか」
「あそんでくれるの?」
「ああ、お母さんが来るまで⋯一緒に遊ぼう」
「あそぶー!」
「センターに連絡はしておかねぇと⋯」
〜〜〜〜
「おなかすいた」
「うーん⋯あ、アッポゥ食べる?」
「たべる!」
「よーし⋯ほら、うさぎさん」
「うさぎさんだー!」
「慌てないで食べていいからな⋯」
「おにいちゃん、うさぎさん?」
「俺はうさぎさんじゃないよ」
「うさぎのおにいちゃん!」
「うーん⋯まぁそれでいいか」
「うさぎさんすき!」
「俺もうさぎさんは好きだよ、一緒だね」
「みてみて!うさぎさん!」
「お、可愛い髪飾りだね⋯お母さんがくれたの?」
「うん!とってもだいじなの!」
「そっか⋯似合ってるね」
「えっへへー⋯」
〜〜〜〜
「あ!おかあさんいた!おかあさーん!」
「え、あっ速っ⋯元気だったなぁ⋯まぁ、いいか」
「やぁアスト、一部始終見てたよ」
「うわっ⋯なんだユヅ先か」
「迷子⋯というより、母親が任務に駆り出されたみたいだね」
「アークスの人だったんですね」
「まぁ⋯いい経験になっただろう、子どもと接することは」
「そうですね⋯まぁ」
「そうだ、今度でいいからメディカルチェックを受けるといいよ」
「⋯うーん」
「安心して、君の友人に頼んでおくから」
「⋯俺はMG兄さんの診察がベストなんだけど⋯ウタウさんとかに頼むの?」
「大正解、あの子たちならおそらく⋯君が正式なアークスじゃなくても友達価格で診てくれるよ」
「⋯経済が死んでいく⋯」
「⋯アスト」
「ん?」
「あまり無茶はしないように」
「分かってますよ、大丈夫です」
「僕はあまり強くは言えないけれど⋯自分を見失っちゃいけないよ」
「平気ですよ、俺は⋯自分のやることをやってるだけですから」
「君は時に大切なものを見失っている⋯本当に大切なものは見失わないように」
「変な事言うなぁ⋯わかってます、忠告ありがとうございます」
「じゃあ僕は戻るよ、君が不審者扱いされなくて良かった」
「⋯確かに!」

──数日後
「あ!うさぎのおにいちゃん!(ドムッ)」
「ぬあっ!?何だ何だ⋯あ、君は髪留めの⋯また迷子か?」
「んーん!おかあさんとおさんぽ!」
「お母さんと?あんま心配かけちゃダメだよ」
「あ、いたいた⋯すみません、また迷惑かけちゃったみたいで」
「いえいえ⋯俺、子どもと遊ぶのは好きですから」
「良かったぁ、ほら⋯お兄さん困ってるよ?」
「あそぶのー!」
「わがまま言わないの⋯」
「いいよ、お兄ちゃんと一緒に遊ぼっか」
「やったぁ!」
「ごめんなさい、手間取らせちゃって⋯あ、私はセアラ、アークスよ。それと⋯あの子はゼオラ」
「ゼオラ⋯」
「どうしたの?」
「んや⋯なんでもないです⋯ゼオラちゃん、一緒に遊ぼうか」
「はーい!」
「セアラさん、俺は⋯アストって言います」
「ん、先輩アークスとして頼ってね」
「あそぼあそぼ!」
「よーし、たくさん遊ぼっか!」
〜〜〜〜
「⋯すっかり寝ちゃいましたね」
「あはは⋯遊び疲れたかな⋯」
「元気ですよほんと⋯」
「⋯ね、アスト君、今度一緒にご飯でもどう?」
「旦那さんに悪いですよ」
「いいのよ、シングルだから」
「え⋯それって⋯」
「ええ、夫もアークスだったからね⋯」
「⋯そうですか⋯」
「あの子は⋯覚えてないのよ、生まれてすぐだったから」
「寂しい、ですね⋯なおさら申し訳ないです」
「いいのよ、純粋に⋯お礼としてね?それとも、私みたいなおばさんじゃやっぱ嫌かしら?」
「いやいや⋯セアラさん、綺麗だし⋯嬉しいですよ」
「あら、口説いてる?」
「そんなつもりは⋯」
「明日ね、ゼオラと一緒にシティの外を少しだけ散歩するんだ」
「⋯危険では?いつドールズが出てくるか⋯」
「私もアークスなんだけど」
「そうだった⋯」
「あの子、テイムズに興味あるみたいでね⋯近くで見せてあげたいの」
「そうなんだ⋯なら、俺が警護してあげますよ」
「頼もしいわね、ふふ⋯その後にご飯、一緒に行こうね」
「はい、待ってます」
「それじゃ、また明日⋯ゼオラ⋯お兄ちゃんにばいばいってして?」
「んー⋯ばいばい⋯」
「ああ⋯またね、ゼオラちゃん」
〜〜〜〜
「あの子も⋯父親がいない⋯守っていかなくちゃいけない⋯あの小さな手のひらを⋯」

魔素とはなんぞ
魔法の素で力の源。アストたちの世界におけるエネルギー源。属性ごとに別れており、炎、水、風、氷、雷、光、闇がある。
ハルファにはそんなものは無いので現在の戦闘力は6割程度まで落ちている。
ファクトライザーは魔素変換器であり、フォトンを吸収して魔素に変えているため、変換効率が少し悪いのだとか。
アスト君のこと
アストはもちろん年相応の知識がある。テストも上の下くらい。
⋯なのだが、性知識などに関しては実はまだ詳しく勉強をしていない。17歳なので。
女性の扱いに関しても全くと言っていいほど知識がないのである。
それ故にわりと勘違いさせてしまったり、それっぽいことを言ってしまうが善意である。
とはいえそういう事に興味が無い訳ではない。
実は押しに弱く、スキンシップにとても弱い。撫でられるのは好き。
表情がコロコロ変わる。ふにゃっと笑う時は安心している証拠。
理解できないものを見たり聞いたりすると宇宙が広がる。
手のひらを見つめている時は不安な時。
約束という言葉を使った時、その約束は果たされる⋯彼は約束は必ず果たす男なのである。
能力、技
バスターショット
手の先から放たれる光弾。威力は低いが連射ができる。出力を抑えることで遠隔ツッコミが可能。
断続的に撃てばバスタースライサー、光輪状にすることでバスタースラッシュに変わる。
これらは光テクニックの応用。なお威力。

エレメントシールド
ファクトライザーから展開されるバリア。
耐久力は高くないが直撃を避ける為に使える。
鏡のように手持ちも出来る。

ド根性ナックル
気合を入れて思いっきりぶん殴る技。
ただの物理攻撃だが、アストの気合いによって威力が変わる。

アストの必殺技はコアブレイクと呼ばれる。

ゲートオープン・バスターライトニング
基本的なコアブレイク。
背部ユニットからエネルギーを放出、右手に集中させて突撃する技。
クイックターンからの弐撃目も可能である。

熱血!火の玉ストレート
ブレイブフォームのコアブレイク。
足を高くあげた後、全身全霊で拳を叩きこみ、叩き込んだ瞬間に拳を爆発させる技。

レポートコードA-K
名前:アスト=クサナギ
年齢:17歳
性別:男性
種族:ヒューマン
出身:外世界

このレポートはアストのメディカルチェック結果を基に作られたレポートとし、記録するものである。
彼の健康状態は良好だ。持病等は無く、フォトンに関する症状なども見られない。
しかし、彼はフォトンへの適性が著しく低い。
適応が出来ていないことから、これ以上の頻度で戦闘を行うことを禁じるべきだと判断する。
───が、彼はアークスとして正式な登録を済ませていないらしい。病院に行きたがらなかったのもそれが原因だろう。
アークスでもない人間がなぜ武器を振れるのか、なぜドールズやスターレスと戦えるのか⋯
彼の前腕部のユニットを介してフォトンを吸収していることがわかった。
フォトンを体内に取り込み、己の力として身体に循環させているのだろう。
⋯しかし、変換効率の悪さから彼は身体の修復にフォトンを回せていない。
おそらく6割ほどの力しか出ていないと思われる。
変換効率があまりにも悪い。異世界での活動を計算した上での設計ならば、間違いなく欠陥だ。
これほどの技術を扱う彼の世界だ、こんな欠陥はありえないと思う。ならば⋯
ともあれ、生傷が減らないのはそれが原因だ。
この世界の人間はフォトンである程度身体を修復できるが、彼はそれが出来ていない。
どうも絆創膏で修復を促していたようだが⋯この数を頻繁にとなると、大変だろうに。
それに加え、重度の精神的心労を確認できた。
原因として⋯彼には、普通の人には見えない、聞こえないものが見え、聞こえている。
特に人の遺した思念、強い感情に対する反応が見られる。
彼は感受性があまりにも高すぎるのか、犠牲になった人々の思念が見えてしまっているのだろう。
未成熟な彼の心で背負うには⋯あまりにも、あまりにも大きく、重すぎる。
このレポートは医療に関わる人や、知識のある人⋯そして、彼が信頼している人が読んで欲しい。
このレポートは彼には見せないで欲しい。
出来るだけ、彼を支えてやって欲しい。
本来であれば僕自身がやるべき事かもしれないが、これは彼自身がどうするか⋯選ぶべき問題だ。
守ってあげて欲しい。彼の心と、身体を。
笑顔の裏にはとてつもなく大きなものを抱えていることを⋯知ってくれたら何よりだ。
何かあればO.M.Gに連絡をして欲しい。
僕に繋いでくれれば対応しよう。

ユヅル=ブラッド